6月6日、小指の僕らの基地に
朝、彼がいた
三重県からのボランティア
四日市から来たそうだ
アメリカで20年間
ボディーが木で出来ている車を
作る会社で働いていたそうだ
日本に戻り震災後、行動が始まった
14日まで働きたいと、、、
コツコツコツコツ、みれば、東北人のように
コツコツコツコツ動いている
僕たちが基地として借りている家の回りの残骸をコツコツコツコツ
そこが終わると 今度は裏の田んぼの瓦礫をひとつひとつコツコツコツコツ
コツコツコツコツと片付けていった
一人で車に泊り彼は働き続けた
三重に戻る日がきた
一足早く七ヶ宿に戻った僕のところにピザが食べたいと言って寄ってくれた
朝から彼のためだけに窯に火を入れ、彼が来るのを待った
親しみ深いなつかしい顔がひょこりとあらわれた
彼は御礼にといって、田植えを手伝ってくれた
コツコツコツコツ、今度もコツコツコツコツ 彼は苗をつかみ植えていく
遅くなったから宿をとってあげた
翌日も昼くらいまで僕と一緒に働いてくれた
コツコツコツコツ、田んぼの半分くらいがやっと終わった
民宿のおばあちゃんが作ってくれたおにぎりをハナちゃんの家で食べ
彼は宮城を後にした
一期一会
彼には、又会えるような気がする
いや！是非収穫したお米を一緒に味わいたいものだ
あったかい麦わら帽子がよく似合う男だ
海ちゃんこと海藤節生の想い 
あっ、寄ったんですね(笑)
そうか～そんな人だったんだぁ。寡黙な方なのでちょっと遠慮して身の内話はできなかったから。
8日にお風呂に行ったとき、ガラスウールが体にチクチクしてとれないと嘆いていたけど、だいじょうぶだったかな。
また会いたいな。
きっと会えますよ。みんなで会いましょう。来年の3月11日ですかね～！