遠足

一生のうちで僕が参加する最後の遠足かもしれない
東日本大震災から活動が拡がり家にいる時間が少なくなった
さらに放射能という見えないものが
僕と子供たちのフィールドを奪い去った
あれ以来、家にこもりがちになった子供たち

男の子は特におやじの背中を見て育つ部分が多い
僕の場合がそうだった
設計士だったおやじは子供のころから現場に僕を連れて行った
何もないところに建て物が建っていく
家では図面引き用の鉛筆の芯を、紙やすりで細くするのを手伝った
T定規と図面を書く板を抱えて帰る姿がかっこよかった

震災前には山や畑、田んぼに行って一緒に作業をした子供たちが
今は「行かない」・・・
TVやカードゲームで大切な時間を使ってしまう
無理強いすると「土に触らせたくない」と 子供の見方が登場する

おやじの背中はどう見えているのだろう?
いつもパソコンばかりしている
お酒飲んで僕たちより早く寝ちゃう
週の半分は家に帰ってこない
・・・・・・・・・

遠足はそんな父と子の時間を取り戻す絶好のチャンス
と、思いきや
僕の居場所は見つからない

人間力を学び、訓練し生命力を高めることが
これから生きていくために必要不可欠である

その学びの場は、家庭や地域社会に他ならない
でも現実は・・・

遠足は日帰りのレクレーションと解する
バスに乗って観光地に行って一日を過ごす
学びの場
しっかりと作っていかなければ

汗と涙の豪快な男たちがもっともっと子供たちの目に触れ
憧れ、たくましく感じるような女子たちが増えたら
きっと男たちも野山を駆け回るのだろう
ワクワクする何かが抜け落ちたように感じた

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